【遊び方と役】

 こいこいとは、花札の競技の一つで、「こいこい」による競技継続の選択があるなどの特徴があります。「こいこい」をして次手を待つことで新たな得点加算を期待できますが、逆に言えば新たな役ができない限りあがることができず、先に相手に役ができてあがられてしまう可能性があります。そういった駆け引きが「こいこい」の醍醐味ともいえます。

出来役と点数(役代)

 

用語集

 古くから親しまれた花札には、日常生活では馴染みのないことばが登場します。ここでは、その中で特に花札こいこいで覚えておきたい用語をあげたいと思います。

◯親 ・・ゲームの進行を担当し、ゲームの順番もこの人から始まります。

◯子 ・・親に対して相手を子と言います。

◯捨て札 ・・合わせられる札が場札にない場合に、手札を場に一枚捨てること。もしくは、その捨てた札のこと。

◯月 ・・花札では1年の12ヶ月に由来して、12の月と同数の12回戦するのが基本です。

◯出来役 ・・ある特定の組み合わせによってできる役のこと。

◯場札 ・・場に並べられた札のこと。

◯手札  ・・自分が持っている札のこと。

◯めくり札(山札) ・・場に束ねてふせてある札のこと。もしくは、そこからめくった札のこと。

◯役札 ・・出来役をつくるために必要な札のこと。

◯役代 ・・それぞれの役に決められた点数のことで、一般的な「点」のほか、「貫」や「文」も使われます。